製薬大手の武田薬品工業 が3日引け後に、10年3月期第3四半期(09年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は1兆1279億4600万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は3562億2100万円(同48.5%増)となった。売上高は、米ミレニアム社の多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」の増加などがあったが、為替レートが対ドル、対ユーロとも大幅な円高となった影響や09年11月に米国で消化性潰瘍(かいよう)治療薬「プレバシド」の特許期限切れを迎えたことによる減収も響いた。研究開発費を中心として販管費が大幅な減少となったことから、営業利益は増額を確保した。 通期業績予想は、売上高1兆4800億円(前期比3.8%減)、営業利益3950億円(同28.9%増)を据え置いている。 3日終値は5円高の4060円。
提供:モーニングスター社
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